どうも、Yakanです。
私は夏のような暑い日が嫌いなので空調服を使っていました。
しかし空気が暑いと当然、空調服のファンから送られてくる風も暑いので
外気温に関係なく体を冷やせる作業着として空調服を買ってみました。
大沼プランニングという会社の水冷服。
ちなみにセットの中に入っていないものもセットの広告の中に
入っていて非常に紛らわしい。
まずは水冷ベスト本体
水の循環させるところのコネクタはこうなってます。
次に水を入れる袋+それを収めるバッグ。
水を循環させる場合は袋に水を入れて、バッテリーをバッグの手前の
収納箇所に入れて、スイッチを押して起動させます。
肩に下げるよりも、背負って作業した方が作業のジャマにならないと思い
マルチバッグのセットを買いましたが、リュックサックベルトは
別売りだったという事に購入してから気づきました。
私は作業姿勢に関わらず安定した状態が欲しいので4点式の
ベルトを購入しようとしたところ、なんとマルチバッグが
2点式だったという。
どうもリュックサックベルトと併せて購入した人には
ベルトに併せたマルチバッグを送っているみたいですが、
そうではない人には2点式か4点式かのどちらかを送るという
仕様になっているようです。
当然4点式のマルチバッグにしてもらうために交換するという
手間が発生。
そして水を冷やすためには氷が不可欠。
この水冷服ではペットボトル氷が推奨されており、そのペットボトルも3本
ついてきます。
といいつつこれは一回も使ってません。
市販の550mlの天然水のボトルでペットボトル氷を作って運用してました。
あとは水を抜くための専用ポンプ
もう一つのチューブのコネクタに接続している部品は、
防水ロックを解除するためのものです。
水冷服側のチューブは、水が入っている袋との
接続を外すとロックされて水が漏れないようになってます。
この部品を取り付けずに水抜きをしようとしても中に空気がどんどん
貯まるだけで全く水が抜けません。
コンプレッサーを使いたい場合はもう一つこの部品を買わないと
いけないことになります。
さて、水冷服を使ったレビューですが、
運用に手間がかかり過ぎて話にならないという結論に達しました。
涼しさは30分が限度
まず550mlのペットボトル氷2本と水1L、そしてブロックの保冷剤をバックと水が入る
袋の間に詰めて稼働させましたが、30分程度しか持ちませんでした。
※ブロックの保冷剤は24時間-5度と謳っていまいたが、1時間も持ちません。
水を循環させている以上、冷たい水と外気の温度が熱交換をしているため、
バックの中の水は常に冷やされていなければどんどん温かくなってしまいます。
そしてペットボトル氷が溶けて氷の体積が減っていけば冷却力も無くなるため
最初に起動したときのような涼しさはなくなっていきます。
30分までなら暑いとは思えないけど、30分を過ぎたら次第に
汗を書くようになっていきます。
公式HPには1時間と書かれていますが、利用して実感した涼しいと感じられる
水の温度は30分程度でした。
補給し続けなければならない
30分で2本のペットボトル氷を交換しなければならないので、
8時間作業するなら16本のペットボトル氷を用意しなければなりません。
しかも水が温まってしまった場合は、一度捨てて冷たい水道水を入れ直さないと
いけないため、これも手間です。
私の場合は水が入ったバッグは、背負えるタイプにしているため、
補給の度に降ろす必要があり、これもまた手間です。
作業場が家から離れている場合、16本のペットボトル氷をクーラーボックスに
入れて全く溶けない状態にしないと使い物になりません。
メンテナンスが鬼畜
バッグから水を入れる袋を全部取り出して乾かそうと思いきや、
金具が邪魔をして取り出せない構造になっています。
更に専用の水抜きのポンプを使っても、僅かな水がベストのチューブの中に残ります。
残るということはカビの原因にもなります。
メンテナンス用の薬剤を使用すれば清潔に保てるようですが、これだと
水冷服を使い続ける限りメンテナンス用の薬剤を買い続けなければならない
ことになっています。コストが掛かりすぎです。
以上のことから、水冷服は手間がかかり過ぎて話にならない事になりました。
空調服と保冷剤を組み合わせたほうが楽かなと。
色んな所から水冷服が出ていますが、今回指摘した問題点は
全て共通していると思います。
購入するなら空調服が良いかなと。
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