千葉県八街市では強風が吹くと畑の砂が舞い上がって
八埃(やちぼこり)という砂嵐が発生するわけですが、
土壌改良で多分発生しなくなるようにすることは可能なのでは?
と考えています。
畑の腐植値を上げて保水力を上げる
腐植を上げると団粒構造である孔隙率が上がるのと同時に、
水分を保つ力の保水力が高まります。
なぜ保水力が高まると八埃を防げるのかというと、
水を保っているという事は、それだけ土が重くなっているという事になります。
現に雨が降って畑が濡れている日は八埃が出なかったりするわけです。
腐植の理想は5%ですが、面積10aで作土層10cmでザックリと計算した場合、
1%上げるのに1トンの腐植が必要となります。
腐植酸含有率が50%の資材なら1%上げるのに2トン必要となります。
土の仮比重を上げる
風で飛ばされるなら飛ばされないように土を重くするという考えです。
ゼオライトのように比重が重いものを混ぜて土を重くする方法があります。
仮比重の計算方法についてはこちらの記事に記載しています。
理想値は 0.96~1.06
一番いいのは仮比重も腐植も理想値にすることですね。
お金はかかりますが。
そういえば八街は住宅の乱開発の歴史があったり
するのを知ると、ゾーニングがいかに重要であるのかがわかります。
まあ、これは可住地が国土の3割未満の日本で、土地の管轄を政府以外が
持ってしまったことが原因でもあるわけですが。
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