農業機械のいろいろなメーカーHPにアクセスしてみたり、農業機械の
展示会に行ったりすると、あれ?似たような形のモノを別のメーカーで見たような気が・・
となるケースがたまにあります。
これはOEMに該当します。
OEMとは他社ブランドの製品を製造することを指します。
委託者と受託者の関係で成り立っており、
依頼されて製造するだけでなく、
なぜ自社で製造せずにOEMで製造するのかというと、
最大の理由としては 工場設備を持たずとも生産が可能となるので、
コストを削減することができるからです。
ではどことどこの農業機械メーカーがOEMの製品を出しているのか見ていきましょう。
①イセキとヤンマーのOEM
イセキが受託者でヤンマーが委託者の製品としては野菜移植機があります。
例として、ネギの移植機を見てみましょう。
ヤンマーのネギ移植機
<画像引用:https://www.yanmar.com/jp/agri/agri_plus/soil/knowhow/01.html>
イセキのネギ移植機
<画像引用: https://www.iseki.co.jp/products/yasai/yasa-pvh2-negi/ >
カラーリングやロゴはもちろん違ってはいますが、OEMの製品
だというのがわかりますね。
ちなみに、OEMの製品の問い合わせをした場合、メーカーは受託者である製造企業に
問い合わせないとわからない場合があるため、時間を要することがあります。
②ニューホランドとクボタのOEM
ニューホランドのT2シリーズはクボタで製造されています。
ニューホランドT2.35
<画像引用: https://nh-hft.co.jp/goods/index.html / >
クボタSL35Q
<画像引用: https://www.jnouki.kubota.co.jp/product/tractor/slugger28-35/lineup.html >
トラクターが自社で作られているものとそうでないものの違いとして、前面のライトの
形状が全く違うというのがありますね。ニューホランドもT3以降のシリーズとT2シリーズの
ライトの形状が違うといのがよくわかります。
クボタの製造工場の見学とかでたまーにニューホランドのトラクターを見ることができます。
③イセキとオーレックのOEM
近頃ネギの管理機として、イセキのネギ専用管理機があるんですが、
この管理機はオーレックが供給しているOEMの製品の様です。
イセキNR606N
<画像引用: http://www.iseki.co.jp/iseki_group/agrip/seihin/kanri/ >
オーレックAR606N
というわけで、農業機械のOEMの製品についてさらっとまとめてみました。
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