新規就農で米農家が無理ゲーな理由

新規就農

どうもこんばんは。Yakanです。

今まで農業にかかわったことが無いけれど、農業に興味を持ち、新規就農をしている人がいますね。

施設野菜や露地野菜で新規就農をする人がいることをよく耳にしますが、「米農家」で新規就農(自営)したという人は聞いたことがありません。

その理由は、新規就農で米農家は無理ゲーだと思えるからです。
その理由を述べていきたいと思います。

①コストが鬼のように高い


米を作る場合、何よりも農業機械と施設代が掛かります。

ピックアップすると、
・播種機
・育苗用のビニールハウス(無加温露地プールの場合は不要)
・田植え機
・コンバイン
・乾燥機
・籾摺り機
・トラクター(ロータリーとハロー)
・乾燥機・籾摺り機を保管するための施設(ガレージ)
と、自前で一式揃えようとすると家が建つレベルです。

②一人でできない作業工程がある

播種をするとなると苗箱を送る人、そして受け取ってトラクターの荷台に
乗せる人など、最低でも二人以上の人数が必要な作業工程が複数あります。

③重いものを背負って足場の悪い田んぼの中に入る必要がある

田植えや稲刈りは機械化されていますが、追肥等の中間管理を行う場合は
田んぼの中に入って作業をする必要があります。

田んぼの中は常にぬかるんでいるので、この足場の悪い中を歩行していくのは
乾いた土の上を歩行するときの何倍も体力が削られていきます。

また、この作業は股関節に負担がかかります。

④競りではないのと毎年価格が下がっている

野菜の場合は品質をよくすれば、市場の競りで高く売ることができますが、
お米の場合は競りがないので買い取ってくれる米屋さんの買取価格で決まります。

その中で利益を確保するためには、面積を増やして大規模化するか、
有機栽培などで付加価値を付けて直販するかのどちらかになります。

しかし、大規模化は多くの田んぼが必要になるのと、機械コストもものすごく掛かってきますし、
有機栽培の場合はその土地にあった農法でないと全滅するリスクもあります。

以上の理由から新規就農で米農家は無理ゲーだと思ってます。


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