畑に生えている雑草の生態について考える。

除草

前回は除草について考えるという形でいくつかの除草方法の
メリット・デメリットについて書いてみました。

ただ、除草といっても草も植物なので、名称もきちんとあります。

今回は畑によく生えている草の名称と生態について紹介していきたいと思います。

イヌビユ

イヌビユは以下の様な形の植物です。


<引用元: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%93%E3%83%A6

畑で目立つ大きさの雑草といえばこれに該当することがあります。

イヌビユは、春頃に発生して、夏から秋にかけて開花・結実します。
しかも1株あたりの種子の生産量2000から10000個もあります。

つまり、一本のイヌビユを放置することは、10000文のイヌビユを発生させてしまう
ということになります。

また、夏季に発芽した場合は一か月で開花・結実してしまうため、
小さいときに見つけたらすぐに除草する必要があります。

なお、土に埋まっている種子の寿命は4~5年程度で、土壌の深さ4~5cmで
発生する様です。

開花・結実する前のイヌビユを全部除去してもあと4~5年は戦わなければ
ならないということになります。

<参考元: http://daisetsuzan.sakura.ne.jp/weeds_in_hokkaido/upland_weeds/inubiyu.html

メヒシバ

メヒシバは以下の様な形の植物です。




これもかなり大きく育つ植物です。草がボーボーな畑を見てみると結構な割合で見かけます。

メヒシバも春頃に発生して、夏から秋にかけて開花・結実するようです。
1株当たりの種子の個数の具体的な数についてはわかりませんが、
種子の生産量は数千から数万といわれています。

ただ、イヌビユと違い種子の寿命は2~3年と短いので、地道に 開花・結実
することがメヒシバを生やさなくするためのコツだと思います。

<参考元: http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/66/07-01.pdf
<参考元: http://www.sakaegreen.com/news/news1108.pdf >

コニシキソウ

コニシキソウは以下の様な植物です。


5月~11月ごろにかけて

発生時期は長く、春から秋にかけて発生が続く植物になります。
開花・結実期は夏から秋ですが、年に2回にわたって
発生~開花を繰り返す個体もあるため、注意深く圃場を観察する必要があります。

なお、種子は土壌中で2年以上が経過すると発芽率が低下するので寿命は短いと言えます。
種子数については不明ですが、数千~数万程度あると思った方が良いでしょう。

種子を落とさないことを前提とした除草を行う場合は2年間の戦いになりますね。

<参考元: http://www.syngenta.co.jp/golf/weeds/weeds08.html

雑草との戦いは年単位

良く畑に生えている3つの雑草の名称と生態について紹介しました。
特に、種子の寿命=雑草との戦いの年数だといえます。

やはり種子が出来る前に除草し続けなければ永遠に除草作業をしなければならない
事が分かりますね。





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